柳生博さん

たっちゃん

2007年07月06日 00:13


俳優、と言うよりは「庭師」柳生さん。
自分のメンター(師匠)・理想の人・憧れの人。

先日浜松で柳生さんの講演会が行われた。(自分は残念ながら行けなかったが)
知ってる人も多いと思いますが、柳生さんはもちろん俳優であり、日本野鳥の会・コウノトリファンクラブの会長さんでもある。

講演会では、兵庫県豊岡市で5月に放鳥したコウノトリのつがいが、43年ぶりにひなをふ化させた話を説明しながら、この復活は、地元の人たちが力を合わせて取り組んだ里山の復活がなければありえなかったことを指摘。里山のような古き良き風景が見られなくなったのは「農薬と化学肥料の散布が原因」と強調。
柳生さんが思い描く未来である「花鳥風月がそろった懐かしい里山の風景」を現実にするためには、里山再生の取り組みが全国的に広がることが重要であると説いた。



柳生さんは、30数年前の人気絶頂期に、八ヶ岳の麓に家族と一緒に思い切って移住し、アトリエを建て、雑木林を復活させた。
柳生さん曰く「雑木林は人間と自然の仲の良い風景」であると。
これだけ自然が破壊されてしまった現在、確かに生のままの自然と言うのは残念ながらありえない風景だろう。だからこそ、人の手の入った「雑木林」も含む「里山の風景」の再生が重要であるし、童謡や唱歌に歌われる日本の懐かしい原風景がどこでも見られるようになったとき、今あるこの国のいろいろな問題の解決の入り口になるような気がする。

メダカやコウノトリが生存できなくなるような国にしてはいけない。霊長類の長なんて身勝手なことなんか言ってる場合じゃない。全ての自然が生物が人間に本当に叡智があるのか試してるんだぜ!

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