人の能力 3

たっちゃん

2007年10月25日 17:12

「俺には絶対にできないよなあ・・・」
「どうやって、意識を正常に保っていられるんだろう?」

9日間の断食、断水、不眠、不臥のうえに不動真言を唱え続ける難行 「堂入り」 を達成された、延暦寺の星野住職。 



達成した行者は6年ぶりで戦後12人目だそうだ。
この 「堂入り」 の行だけでも信じられないのに、この行は、「千日回峰行」 と呼ばれる比叡山中を計千日かけて地球1周分の約4万キロを踏破する荒行の一部なんだそうだ。 
TVで、「堂入」前の様子と、「堂入り」達成後の様子を写していたが、ほほはげっそりとやせこけ、目はうつろで、意識があるのが不思議なくらいな様子だった。 
この 「堂入り」 の行は、天台宗独特で、不動明王と一体になるための (全ての行を満行すると <アジャリ> という位になり、生身の不動明王となる) 厳しい修行で、生きたまま出堂できるかどうかわからないため、「生き葬式」   をあげて挑むほどの荒行なのだ。
また、外気に触れるのは1日に1度、仏への水を汲みに行くときの井戸までの距離だけ。 

何ともすさまじい、超人的な行だが、現代でも行われており、昔に比べて軟弱になったと言われる現代人がこうして挑戦されているのだ。 

誰でもが可能な事ではないかもしれないが、人間の精神力・体力・忍耐力とはすごい可能性を秘めている、まさに、不動明王にさえもなることができるほど、輝かしいものだと言うことを実感させてもらった。

終わりなき、無限の生命エネルギーが、この俺の体にも、あなたにも、誰にも、流れており、溢れ出そうとしているのだ。

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