今朝の新聞の折り込み広告に 「小沢農園」(浜松では有名?) のチラシが入っていた。
いつもの倍のサイズだ。
酷いほど熱かった夏もようやく翳りを見せ始め、ガーデニングのシ-ズンが到来だ。

秋植えの球根・秋冬の花々・冬採れの野菜の植え時なのだ。
今年は何を植えようかなあ?

定番の
大根にカブ・白菜は決定として・・・
花関係は奥さんとおっかさんに任せるとして・・・
新顔の野菜をやってみようかなあ。
スティックセニョール(アスパラみたいなブロッコリー)と流行のサラダ水菜なんてどうかなあ。
ワクワクの季節がやって来た。
それにしても、日本人はガーデニングと言うか花が好きだなあ。
ガーデニングの本場のヨーロッパと違って、ガーデン(庭)も狭いし、気候も厳しいし、忙しい生活だし。
それにもかかわらず、どんな家庭でも、庭の無いマンションなんかでも、必ず花のひとつや二つは置いてあるんじゃないかな。
庭の手入れも本場に負けないくらいしっかりやっていると思う。
趣味と言うよりも、完全に生活の一部、自然の一部となっているんだと思う。
趣味と言う感覚じゃなくて、自然のある生活を楽しみたい、自然と供にあるのが普通の生活、だから草木・花を植える、と言う単純明快な理由なんじゃないかなあ。
ガーデンセラピーと言う言葉があるけれども、セラピーと言う感覚よりも、もっと原初的な、ただ、自然を愛でる心持なんだろうと思う。
園芸センターや花屋で見かける人々の顔には天使が浮かんでる。
だから、現在はガーデニングと言っているけれども、それは植物を育てると言う狭い意味ではなく
、「植物のある生活」 そのものを表す言葉だと思う。
江戸時代末期の歌人、橘 曙覧(たちばなの あけみ) の歌に
たのしみは 朝おきいでて 昨日まで
無かりし花の 咲ける見るとき
と言うのがあるが、まさにこの通りの心持ちだと思う。