月探査衛星「かぐや」から見た
、「地球の入り」 
の画像だ。
ニュースなどで動画を見た方も多いと思うけど、皆、その美しさに例外なく感動したんではないでしょうか。

「地球は青かった」 そう第一声でやはり感嘆するでしょう。

その青さの素となっている水が、いま、危機を迎えようとしているのだ。
牛丼1杯 2000リットル
牛丼を1杯作るのに、2,000リットル、ペットボトルにして実に1,000本分もの水が使われているそうです。

牛の餌を育てる水、牛が飲む水、米を育てる水・・・、などを含めるとこのくらいの水が使われているのだ。
食料を作るためには、「見えない水」が、かなり必要なのだ。

自分も自家菜園でプチ農業のようなことをやっているが、なるほど、確かに食物を作るためにはかなりの水を使っている。
「目に見えない」 ため、こういう風に説明されるまで忘れているが、結構な量なのだ。

食料自給率が40%の日本、日本が輸入する食糧を作るために、毎年450億㎥の水が使われているそうです。

これは、日本人が使う上水道の3倍の量にもなるんです。

そういう意味から言うと、日本は穀物や畜産物などと共に、
膨大な量の 「水」 を輸入しているわけです。
「水の惑星」 の中でも、日本は、奇跡的と言っていいほど世界有数の水に恵まれた国で、世界の年間平均降水量の1.8倍もの雨が降り、その豊富な雨水や雪解け水が森の下に広がる大地に滲み込んで、常時安定して湧水している。
このため、水は無限の資源のように感じられ、実際、「日本人は水をタダだと思っている」 と警告もされているが、もちろん幻影で、限りある資源なのです。
地球上の水の大半は海水で (97%)、残りの多くも北極や南極の氷で、湖や沼、河川など使いやすい形で地表にある淡水は、地球上の水のわずか
0.008%に過ぎないんだそうです。
地球温暖化により水の危機が問題視されている現在、高く深い意識を持って水の問題について一人一人が考えることが我々の責務だと思う。
生命を育み、食糧を支え、限られた地球の資源である 「水」 について、もっと世界的視点を持って考え、いかに分かち合うか、有効利用するかを考えることは、人類の文明の未来を考えることと同じなのだ。