魚離れ深刻
今日の夕刊に2006年度の水産白書で、日本人の魚離れの深刻さが載っていた。
国民一人当たりの年間購入量が肉類と逆転する情勢にあるということだ。
もともと日本人は、周りが海に囲まれており、近海や川で新鮮な魚や貝が豊富に取れたため
たくさん魚を食べる国民であったのに。
確かにスーパーなんかに行くと魚売り場よりも肉売り場のほうがフェイスが大きく、
奥様方の足も多くは肉売り場に向いている。
また、魚は調理したり食べるのに面倒でもあるし、最近では冷凍解凍ものや味付け済みのものも多く、魚好きの自分から見ても
「買いたいものが無いなあ」
と思わせる状態だが・・・。
欧米や中国では健康志向から魚の需要が拡大しているといい、皮肉なことに、その需要拡大から
魚の価格が値上がりし、日本の業者が購入を見送らざるを得ない「買い負け」が起きていると言うことだ。
魚には糖尿病や動脈硬化といった今話題の「生活習慣病」を防ぐ効果もあり、よく耳にする
DHA(ドコサヘキサエン酸)---
脳を活性化する働きがある---を唯一持っている食べ物である。
日本人の生活や食の欧米化や、魚の不漁や価格の上昇、近海の不漁場化などいろいろな原因があるとは思うけど、箸を使えない子供が増え、その箸で、魚の骨も取れないような日本人ばかりになってしまうのはやっぱり魚好きの自分からすると寂しい。
また、いつも思うのは、ファーマーズマーケットの魚版が何でないんだろうかと言うことだ。
誰かおいしい魚を買う方法知りませんか?
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