柳生博さん

柳生博さん
俳優、と言うよりは「庭師」柳生さん。
自分のメンター(師匠)・理想の人・憧れの人。

先日浜松で柳生さんの講演会が行われた。(自分は残念ながら行けなかったが)
知ってる人も多いと思いますが、柳生さんはもちろん俳優であり、日本野鳥の会・コウノトリファンクラブの会長さんでもある。

講演会では、兵庫県豊岡市で5月に放鳥したコウノトリのつがいが、43年ぶりにひなをふ化させた話を説明しながら、この復活は、地元の人たちが力を合わせて取り組んだ里山の復活がなければありえなかったことを指摘。里山のような古き良き風景が見られなくなったのは「農薬と化学肥料の散布が原因」と強調。
柳生さんが思い描く未来である「花鳥風月がそろった懐かしい里山の風景」を現実にするためには、里山再生の取り組みが全国的に広がることが重要であると説いた。

柳生博さん

柳生さんは、30数年前の人気絶頂期に、八ヶ岳の麓に家族と一緒に思い切って移住し、アトリエを建て、雑木林を復活させた。
柳生さん曰く「雑木林は人間と自然の仲の良い風景」であると。
これだけ自然が破壊されてしまった現在、確かに生のままの自然と言うのは残念ながらありえない風景だろう。だからこそ、人の手の入った「雑木林」も含む「里山の風景」の再生が重要であるし、童謡や唱歌に歌われる日本の懐かしい原風景がどこでも見られるようになったとき、今あるこの国のいろいろな問題の解決の入り口になるような気がする。

メダカやコウノトリが生存できなくなるような国にしてはいけない。霊長類の長なんて身勝手なことなんか言ってる場合じゃない。全ての自然が生物が人間に本当に叡智があるのか試してるんだぜ!


同じカテゴリー(自然・環境)の記事
幻想的〓
幻想的〓(2009-11-20 05:46)

見納めかな?〓〓
見納めかな?〓〓(2009-11-17 05:41)

エコハウス
エコハウス(2007-12-22 23:23)

誠実なカエル
誠実なカエル(2007-11-05 17:33)

この記事へのコメント
本当に、試されている気がします。
技術で自然を押さえつけるのではなく、自然と調和できるかどうかを。
数々の「進歩」と言う名で、そぎ捨ててきた知識や技術、伝統などの中に、その解決法があるような気がします。
Posted by のねじ at 2007年07月06日 22:06
のねじさん、いつもありがとうございます。

自然を押さえつける、征服する西洋的な文明ではなく、自然との調和を図ってきた東洋的・日本的な文明の中にやはり答えがあるのだと思います。
Posted by たっちゃん at 2007年07月06日 22:26
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
柳生博さん
    コメント(2)