妖精

妖精

小泉八雲。そう、ラフカディオ・ハーンです。
高校のとき、「怪談」 を読んで好きになり、一気に著作を読んだ。 icon19
大学に行き、冬休み、そう、ちょうど今頃、彼の足跡を求めて、山陰、出雲へと向かったこともあった。 icon28

そんな八雲ですが、静岡県とも関係が深かったたんですね。 icon08
海が好きで、水泳が得意だった八雲、泳ぎに良い浜を探して、最初、舞阪に来たが、海が遠浅で気に入らず icon17、 焼津におりたったところ、深くて遠い焼津の浜が気に入り、焼津でひと夏を過ごしたそうだ。 icon16
その後、亡くなるまで、毎年のように夏になると焼津を訪れ、夏を過ごしたそうだ。 icon35
焼津の人たちとも暖かな交流をして、友情を築き、彼らから 「先生様」 と尊敬されていたそうだ。 icon22
また、八雲も、友情と尊敬をお互いに築く、山口乙吉と言う人と出会い、 「神様のような人」 と書いている。 icon21

八雲は 「知られざる日本の面影」 の中で、「この国の住人たちは、妖精たちの子孫だ」 とまで言っている。 icon08
物静かで、礼儀正しく、心清らかで、優しく、他人を思いやる・・・、そんな日本の人たちに感動し、美しい言葉、そして、我々日本人にとっては嬉しい言葉で表現してくれていたのだ。 icon21

何とも面映いと言うか、もはや、恥ずかしくていたたまれない気持ちになってくる。
もう、我々の心の中には、妖精は住んでないのだろうか? icon07
公共の場で大声で話す人たち、バス停で下着が見えるくらいに足を開いて地面に座っている女子高生、平気でタバコをポイ捨てする男たち、人の痛みを自分のことと感じとれない大勢の人たち、何とかぼろ儲けし、誤魔化し通そうとする役人や政治家、人の不幸を見て見ぬ振りする我ら・・・。

八雲は上の言葉に付け加えて、こんなことを予言してるんです。
「この国の製品が、欧米を越える頃には、この国の妖精たちは姿を消し、日本人によく似た西洋人ばかりになる」 と。


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この記事へのコメント
コメントありがとうございました
シンガポールにいらっしゃたから
いろいろなフルーツを知ってらっしゃるんですね。
12/2の銀杏のデザートと銀杏飯のレシピを
教えてください。
家の前のお寺にイチョウがあり
今年も銀杏をたくさん拾いました。
茶碗蒸しに入れるだけ・・・・他に料理法は
と思っていましたので、よろしくお願いします
Posted by 田舎暮らしのともちゃん田舎暮らしのともちゃん at 2007年12月13日 23:26
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