39歳!男の挑戦はまだ、始まったばかりだ。
男の名は「桑田真澄」
大リーグパイレーツの投手、最年長新人プレイヤーだ。

21日に行われたシアトルでのマリナーズとの一戦で、
イチローとの対決が実現した。
桑田: 「配球を頭の中で考え、捕手には初球はこれから入ろうと」
ベンチで入念に準備を行ってのマウンドだった
イチロー: 「もちろん打つ気満々でいきましたよ。あそこで打ち取っていただきたいなんて全く思ってない。でも、参りました」
初対決を三振に仕留められて素直に脱帽
桑田: 「三振を取ったことはたまたま。彼も攻め方を立ててくるし、次はやられるかもしれない」
イチロー: 「桑田さんは昔の自分でないことを受け入れている感じがする。それはなかなかできることではない。」
桑田: 「さらっと水のように、しなやかだけど力が伝わってくる。求めているものは同じかもしれない」
何か禅問答みたいだ。
お互いを理解しているもの同士の絆を感じる。
巨人軍入団時やその後のゴシップの数々からダーティなイメージが付きまとう桑田だが、
肘の故障から奇跡的にカムバックして、プレートに肘をつけて祈った姿や、マウンドへ向かうときに
ダッシュで向かう姿、試合終了時に高校球児みたいにグラウンドに礼をする姿からは、まさに
「野球道の求道者」の凄みを感じる。
「先を保障されている選手じゃない。呼ばれたら精一杯自分らしい投球をできるようにしたい」
やはり、桑田真澄には、不器用な男の孤独感が似合う。
ガンバレ!桑田真澄