昨日の朝刊。1面広告に驚いた。
中部電力の 「浜岡原発4号機のプルサーマル計画が、7月4日に、経済産業大臣から許可を得た」 と言う広告だが、驚いたのは・・・
まず、我々のすぐそばで、着実に危険が増大していたこと。
さらに、柏崎刈羽原発の問題が大きく報道され、不安が拡大しているこの時期にわざわざという疑問。
そして、何よりビックリしたのは、
日本ってエネルギーの自給率がたった4%しかないって事だ。 知らなかった。
原子力を含めてもわずかに20%程度。
その低さは、他国と較べてみると歴然で、ドイツは27%、アメリカは61%、イギリスは87%なのだ。
日本は
世界第4位のエネルギー消費国だそうだ。
毎日繰り返される日常生活、世界有数の経済・産業活動。
それら全ての根幹となる電力のほとんどを、わが国は他国に委ねざるを得ない現状なのだ。
しかも、そのほとんどは、石油や天然ガスのように
枯渇性のエネルギーであるのだ。 そう、何時かは無くなるのだ。
日本は貿易立国ということだが、非常に不安定な要素を土台にした、
砂上の楼閣のような危うい国の成り立ち方をしているのだ。
世界有数の経済大国の正体見えたり! なんともお寒い限りだ。
今、我々に出来ることは、こういった現状に気付き、今一度毎日の生活を見直すこと。
どんな小さな気付きや、ちっちゃな改善、意見の交換・・・でも、積もれば大きな力となる。
まず、気付く事が始まりだ。
気付いたら考えること。
考えたら行動すること。
そして、無関心民衆で無くなり、「物言う民衆」となり、政治をチェックすること。
水滴石を穿つ