ばれなきゃいい
今朝、自宅の屋外に出してあるゴミ箱を見たらビックリした
ふたが半分ずれかかっていたので
「また猫か!」と思い中を見ると、見慣れぬ袋が・・・
お総菜屋のショッピングバッグに、空のプラの弁当箱とウーロン茶の空き缶、それに、スナック菓子の袋!
「またか! 」
自宅は大きめの公園のそばにあるため、週末になるとたまにこんなことがある。
公園でエンジョイした家族連れが邪魔で
ポイ でもしたのだろう。
この公園、ゴミ箱を設置してないため、散歩中、植え込みなんかを見ると、空き缶から雑誌、お菓子の袋までよく隠してある。
また、近所の別の公園はゴミ箱があるため、週末過ぎると、ごみが溢れかえっている、あまり関係ないごみも一緒に!
今日朝刊にやはりゴミの記事が載っていた。
東名のSAやPAを管理する中日本エクシスの話。
エリアで回収されたゴミが集まってくると、そこには、使用済みオムツ、ペットの糞、掃除機のゴミパック、卵、肉、魚、野菜・・・など、当然入っているはずのゴミではなく、
どう見ても家庭ゴミのオンパレード!
また、緑地帯や建物の陰など人目につきにくい場所からは、家電、タイヤ、家具、布団、衣類が!
同社が管理する137ヶ所のSA・PAから回収されたゴミは、
2006年度は7800トン。調査の結果、
高速道路外からの「不正持ち込みゴミ」は約6割!
そして、この「ばれなきゃいい」と捨てられた
ゴミの処理費用はなんと約2億4千万円かかっているというのだ。
「ばれなきゃいい」と17億円にも上る裏金を組織ぐるみでつくっていた岐阜県庁、「ばれなきゃもっと安上がりで」の耐震偽装、「ばれっこない、領収書いらんから」の政治家の事務所費問題、不正医療にコムスン・・・
まさに
「ばれなければ何でもありの末期症状」「麻痺した罪悪感」だ。
というよりは、
すべての判断基準・罪悪基準は「ばれるかばれないか」、そして、価値の尺度は「お金」の壊れた国が今の日本ではないのか。
朝から悲しくなる出来事、ショッキングな記事でした。
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